ルルくん・イン・みなかみ
群馬県みなかみ町へ行ってきた。
11月に、いわゆる臨海学校があるため、生徒たちをこの町の施設に引率するための下見であった。 車2台に分乗し、みなかみ町を目指す。 今日は、夏の最後の暑さかというくらい日差しが強い。
二時間くらいのドライブで、宿泊施設に到着する。 市が運営する施設としては、かなり立派なところである。 館内を回った後、施設の担当者の方に訊く。 すると、この周囲では、クマが頻繁に出没するらしい。 麓の民家のとうもろこし畑などを荒らしていくそうだ。 おまけに、スズメバチも出現することもある。 ということで、当初予定していた、ここでのウォークラリーは中止せざるを得なくなった。
宿泊施設を後にし、生徒たちが徒歩でまわるポイントをチェックする。
湯桧曽駅でトイレ場所や個数の確認をし、土合駅へ来た。 山小屋風のユニークな駅舎である。 この駅は、「日本一長いモグラの駅」 として有名である。 と言うのは、地上にある上り線のプラットフォームから、下り線のあるホームへは、延々と階段を下りていかなければいけないのである。 その階段数、462段。 高低差、約70メートル。 都会の地下鉄でも、乗り換え時に、けっこうな距離を上ったり下ったりするが、それでも30メートルくらいである。 この土合駅のプラットフォームを上るにしても、下るにしても10分くらいかかるそうだ。 下りの階段を上から眺めるが圧巻である。 なんだか吸い込まれそうになる。
次に、谷川岳一の倉沢までのコースを行く。 道路の片側は崖で、反対側も落石に注意する必要がある。 また、道幅が急に狭くなったり、対向車もあったりするのでけっこう危ない。 生徒たちへは、十二分な指示を与える必要がある。
到着した一の倉沢は、実に気持のいい場所であった。 清流が流れる岩場があり、その背後には、雄大な谷川岳がそびえる。 自分の足で登ってきた登山客にとっては、最高の景色であると思う。
昼食は、水上駅近くの 亜詩麻で食べた。 この店は、「焼きカレー」が有名なので、みんなそれをたのむ。 自分も、焼きカレーと聞いて、どんなメニューなんだろうかと思って、ワクワクしていたが、メニューの写真を見てみると、カレーの上にはチーズがかかっていた。 残念であったが、他にも普通のカレーがあったので、ビーフカレーを注文する。 焼きカレーは、この店の人気メニューで、オーブンであつあつに焼き上げる。 みんな、舌をやけどしそうに食べている。 野菜が入ったものや、シーフード、ソーセージなどのバリエーションもあり楽しめる。 自分のビーフカレーは、カレーの上にかかっていた生クリームが、ちょっと余計だったが、適度な辛さと、スパイスが、ビーフカレーらしく、さほど突出しない、なかなかおいしい味だった。
昼食後は、TEPCO電源PR館と水紀行館を訪れる。
TEPCO電源PR館は、いろんな工夫を凝らした紹介があり、単なる資料館ではなく、体験型の学習が楽しめる場所である。 奥利根の雄大な自然とともに、発電のふしぎがよくわかる。 水紀行館は、水産学習の場として、「水」とともに、魚たちの生息環境や生態系が学習できる。 両施設ともに、まさに、これから我々が意識・推進していかないといけない 「エコ」 を再認識させてくれる。
次の場所は、トリックアート美術館である。
視覚で楽しむ美術館である。 壁に描かれた、世界の名画をモチーフにした絵画や彫刻が、まるで目の前に浮き出してきているかのように、立体的に見えるのである。 立体的だけではなく、見方によっては、まったく違ったイメージの絵になったりと、本当に、不思議な感覚だ。 トリックと言うかマジックと言うか、その意外性に驚く。 その後もいろんな作品を見ていくが、それらのトリックも陰影を利用したものがほとんどであったため、見慣れてくるとやや飽きてきた。 だが、生徒たちはけっこうワイワイ楽しむだろうなと思う。
さらに、チェックポイントを巡り、再び、水紀行館に寄り、みんなでソフトクリームを食べ、お土産を買い、岐路に着いた。 自分は、自宅に近いこともあり、高坂サービスエリアで下ろしてもらい、そこから走って帰った。 ジョグでわずか30分ほどなので、自分にとっては何と言うこともない距離だが、他の人にとっては、多少、奇異に写ったかもしれない。
初めて行ったみなかみであったが、とにかく、仕事とはいえ、本当に楽しかった。 同行させていただいた同僚の先生方には感謝したい。
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