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2010年10月の記事

土佐発! 鍋焼きラーメン

今年は猛暑の影響からか、10月になってもかなり気温の高い日が続いた。
はやく秋が来てほしいと願っていたが、その秋を通り越して冬が来たかのようなこの数日の寒さである。

寒い時期に食べたくなるもの。 おでん、鍋料理、ラーメン、うどんなどたくさん思い浮かぶ。 だが、自分にとってはこのグルメが真っ先に頭をよぎる。
「鍋焼きラーメン」 というのをご存じか?
鍋焼きうどんならぬ、鍋焼きラーメン。 これは高知県須崎市のオリジナルグルメである。 どうしてこの鍋焼きラーメンが生まれたのか分からない。 自分の勝手な想像だが、須崎は漁港の街である。 寒季の漁を終えた漁師に温かいものを提供したいと思った心遣いから生まれた優しい料理と勝手に解釈している。 

鍋焼きラーメンとは次のようなラーメンである。
スープは、基本的には鶏ガラ味。 料理では若干煮込むので、あっさりめの鶏ガラスープが望ましい。 麺はストレートの細麺。 博多ラーメンの麺に近いが、違いは卵麺(に近い)ことだ。 そして具。 はっきり言って、どんなものでもいい。 あり合わせの具でOK。 だが、この鍋焼きラーメンに欠かせない代表的な具材がある。 1つは、ちくわ。 スープを吸って少し膨らんだちくわ。 その食感とともに、噛めば噛むほど味が出る。 この鍋焼きラーメンにぴったりと合う。 2つめは、卵。 これは最後に投入し、余熱で半熟気味に仕上げる。 麺とスープに絡めて食べると最高のコンビネーションである。 そして3つめ。 一般的にラーメンでは、チャーシューが乗っかっていることが多い。 ところが、この鍋焼きラーメンでは、チャーシューはない。 そう聞くとなんだか味気ない気がするが、鍋焼きラーメンでは違う肉がしっかりと存在感を出している。 それは鶏肉である。 胸肉よりモモ肉の方がよりスープの味に合う。 熱々のラーメンをこのモモ肉と食べるとその相性の良さに驚いてしまう。

今日、無性に食べたくなって鍋焼きラーメンを作ってみた。
麺とスープは市販のものを使った。 具は、ネギ、ニラ、キャベツ、そして必須のちくわと卵を入れた。 作っている途中から、もういいにおいが漂い食欲をそそる。 完成した鍋焼きラーメンを食べる。 土鍋の熱伝導効果を頭に入れていなかったため、ちょっと火を通しすぎた。 おかげで、中心表面に落とした卵が、煮えすぎて中にもぐってしまった。 早速食べてみる。 この鍋焼きラーメンを食べ方は、鍋から小皿にとって食べる。 麺を口にほおばるが、とにかく熱い! グツグツ煮える鍋から取り分けたものなので熱いのは当然だ。 だがこの熱々さがたまらない。 ちくわの弾力性を楽しみながら、さらに麺をすする。 中にもぐっていた卵は、幸いにも半熟状態を維持していた。 それをれんげですくって麺を入れて食べる。 もう至福の味である。 半熟卵を絡めて食べる料理はいくつかあるが、この鍋焼きラーメンでの相性は他の追随を許さない。 その後は無言で食べ完食した。

鍋焼きラーメン、ぜひもっともっと全国区で知られてほしいグルメである。Nabeyakiramen

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