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ルルくん・イン・虎ノ門 その2

ルルくん・イン・虎ノ門 その1」 より続く。

ビルの裏口から外へ出る。Urate_2 右側には東京タワーを見ることができる。

目の前に見えるのは愛宕山である。 江戸時代から愛宕山は、その山頂からの江戸市街の景観の素晴らしさと武士間の信仰で有名な場所であった。 東京都23区内で最高峰の天然丘陵として知られている。 この愛宕山に登るにはいくつかのポイント箇所があるのだが、このビルの裏手からは民家の脇を沿って階段がある。 そこを登る。

山とは言っても、標高わずか25メートル程度なのでさほど苦労しない。 生い茂る草木を横手に階段を上る。 やや広い道路に出る。 その左手にある建物の1Fには「田崎真也ワインサロン」とかかれたお店がある。 これは昔はなかった店である。 聞くところによると、ワインと料理を供するだけではなく、ワインスクールのような場所であるらしい。 Saikon

さらに登ると右手に民家っぽい家屋が見えてくる。 ここは「菜根」という名の中華料理のお店である。 菜根と書かれたのれんとメニューの立て看板がある。 自分が利用していたころは、そういったものもなく、ここがお店であるのかどうか全く判別できなかった。 またお店とわかったあとも、値段がどれくらいなのか予想だにできなかった。 今はどうかわからないが、座敷で食べる中華料理であった。 値段も普通のお店よりは多少高めであったが、その味と雰囲気は満足できた。 特に、エビチリやエビマヨのエビ料理がおいしかったことを思い出す。 お昼時ということもあり久しぶりにここで食べようかとも思うが、他にぜひ行きたい店があったのでやめにした。

Jinja

愛宕山の山上には愛宕神社がある。 1603年に徳川家康が江戸の町の防火目的で作られた神社である。 桜が咲く季節は神社内が桜に彩られてとても美しい。 自分も当時、同僚とお昼にお弁当を持ってここへ食べに来たり、花見をやったりした思い出がある。 この神社には見所や名所的なものがいくつかある。

まずは神社内の池である。 Ike 小さい船が浮かんでおり、池の中にはたくさんの鯉がいる。 神社内の雰囲気にマッチした光景はのどかで落ち着いた感じがある。 その池の先を行くと記念碑がある。 Sakurada

万延元年 3月3日。時の大老、井伊直弼を水戸浪士が討った桜田門外の変の際、水戸浪士が集結したのはこの愛宕神社であった。 雪の降るこの日、神前に祈願したのち、歩いて桜田門に向かったということである。 また、この愛宕山にはNHK放送博物館がある。 1925年に国内初の放送業務を行った歴史的場所である。 

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そして最大の見所は「出世の石段」と呼ばれる急勾配の石段である。 寛永11年、徳川三代将軍 徳川家光が将軍家の菩提寺であるこの近くにある芝増上寺への参詣の帰りにこの神社の下を通った。 折しも春、愛宕山には源平の梅が咲き誇っておりました。 家光公はその梅を目にし、「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命じた。 だが、石段のあまりにも急勾配さゆえ誰一人として登ろうとするものはいなかった。 下手すると馬と一緒に命を落としかねないので当然であった。 するとそのとき、丸亀藩の家臣で曲垣平九郎が馬とともに石段を登り始めた。 そして見事、山上へ到達し梅を手折りし、再び馬にて石段を降り、家光公に梅を献上したという。 間近で見ると、そんな故事が本当にあったのかと思わせるほどの急勾配である。 酔っぱらっていてはとてもじゃないが降りることはできない。 普通の状態でも少し恐怖感を感じるくらいである。

また、この愛宕神社内には風情のある茶屋があり、湯茶と軽食でくつろぐことができる。
なつかしの愛宕山を後にし新橋方面へ歩く。

ルルくん・イン・虎ノ門 その3」 へ続く。

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