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2010年3月の記事

ルルくん・イン・虎ノ門 その1

社会人として、初めて足を踏み出した地は、いつまでたっても忘れられないものだ。 「あっ、この風景覚えてる!」、「この店でよくメシ食ったな」 などと、当時の思い出が瞬時によみがえってくる。

自分にとっては、それが虎ノ門であった。
虎ノ門の職場を離れた後も、何度か足を運ぶ機会があったが、その懐かしさはいつまでたっても変わらない。 だが、20年以上も前に自分が目にしていた虎ノ門の周辺は、今ではかなり変わってしまった。 当時、この虎ノ門への通勤は電車を使っていた。 まだ営団地下鉄と呼ばれていたころであるが、丸の内線の赤坂見附駅で銀座線に乗り換えていた。 赤坂見附~虎ノ門間は一駅なのだが、それが異常なまでに車内が混雑していた。赤坂見附駅に到着し、乗客が出てくるよりはるかに多い乗客がどっと車内になだれ込む。 まさに体がわずかに浮き上がっているかのような感覚をたびたび覚えた銀座線の車内だった。

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その虎ノ門で下車し、官庁街を背にして虎ノ門交差点に立つ。 ここから神谷町方面へ向け勤務先まで歩いていた。 右手に虎ノ門金刀比羅宮が見える。 虎ノ門のビル街の中にたたずむ神社である。 例大祭時や普段の時でも出店もあって、いい雰囲気を楽しめたことを思い出す。Cimg1576

先を少し歩くと、交差点左に「アルバトロス」という名の喫茶店が見えてくる。 この店へは、先輩のSさんとよくサボりに来たことを思い出す。 午前中にしめし合わせて会社を抜け出し、ここの店のモーニングサービスをよく食べにきたものだった。 しかしこの店がまだ残っていたとは驚きとともにとてもうれしく思えた。

この虎ノ門のストリートで強く印象に残っていることがある。 自分がここで働いていた15~20年前は、週休二日制がかなりの企業に導入され始めていた頃だったように思う。 この虎ノ門にビルを構える企業のほとんどがそうであった。 だが、自分が勤めていた会社は、2ヶ月に一日程度、土曜日フルタイム出勤があった。 その土曜の夕方になると、人通りもかなり少なく、まるでゴーストタウンのような雰囲気を味わったことを思い出す。

さらに歩き、第33森ビルへ来る。 ここが虎ノ門で一番長く勤務した場所である。 このビルの隣には、岡埜栄泉という名のある和菓子屋がある。 代表的な和菓子は豆大福。 小豆餡がたくさん入っていてもちもとてもやわらかくなめらかだった。 だが、当時のことであるがここの店員の 「売ってあげる」 的な態度が若干不快だったなと思い出した。 ビルの中に入ってみる。 レイアウトは当時のままである。 ボードに記載されている入居している企業を見る。 社名が変わった会社もあるかもしれないが、当時自分が働いていたころにあった会社の名前はまったく見つけることができなかった。 また、一階には食事のできる店がありよく利用したものだが、当時の店はなく店の数も減っていた。 時の移り変わりにともなう寂しさを感じた。

ルルくん・イン・虎ノ門 その2」 へ続く。

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ウィグ・ワムの 「ノン・ストップ・ロックン・ロール」

ウィグ・ワム(WIG WAM)のニューアルバム "NON STOP ROCK'N' ROLL" を聴いた。

このWIG WAM はスウェーデン出身のハードロック&ヘビーメタル(HR/HM)バンドである。
スウェーデンを含む北ヨーロッパエリアのHR/HM 的サウンドは、日本で 「北欧メタル」 と位置づけされ、HR/HM を語る上で重要なカテゴリーのひとつである。 叙情的なメロディーや北欧独特の文化を反映させた歌詞が特徴で、日本人の感性に深く訴えるサウンドである。 シンフォニック・メタルやゴシック・メタルというジャンルもここから派生していった。 北欧メタルといえば、ヨーロッパ(Europe)がその代表格だが、他にも トリート(Treat)、TNT、プリティ・メイズ(Pretty Maids)といったアーチストも日本では有名である。 イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)もスウェーデン出身である。

未だに自分は、80年代のHR/HM バンドを日常的に聴いているせいか、このバンドのことはまったく知らなかった。 音楽雑誌 「Burrn!」 で紹介されていたのを見て興味を持ち、アルバムを購入し聴いてみた。 北欧のグループに当たり前のように見受けられる、先に述べた北欧メタルの雰囲気はまったくない。 ストレートなロックをベースに、ポップセンスがさえ、キャッチーでノリのよいサウンドは心地よい。 また、こういうキャッチーな楽曲を左右するコーラスパートも充実している。 それでいて、ギターのエッジは尖っている。 アメリカのバンドといっても良いくらいのサウンドである。 なかなかいかした "Rock'n' Roll" を聴かせてくれている。 メンバーの写真を見ると「グラムロック」と間違いそうだが、意外と曲作りにも繊細な部分もうかがえる。 個人的には、もう少しアルバム全体に疾走感が欲しかったように思った。

しかし、80年代メタルの焼き直しという感じはまったくない。 自分が敬愛する らんでぃコウジ氏の言葉を借りるなら、ロックの真髄である「カッコいい」、「気持ちいい」、「悪っぽい」。 これらすべてを見出すことのできるWIG WAMの今回のアルバムであった。 このWIG WAM 、4月の終わりに来日することが決定している。 ぜひ彼らのロックを観てみたいと思う。

Wigwam

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台湾うなぎは美味

ネットアンケートの懸賞で台湾産うなぎが送られてきた。

うなぎは国産か中国産というのが日本の市場では一般的である。 逆に、台湾産うなぎを店頭で見かける機会はあまりないように思える。 そして輸入うなぎとなると、その安全性や産地の偽装が問題になる。 実際、台湾産うなぎも数年前、これらの問題が取りあげられたことがあった。

Photo_7 送られてきたうなぎは、小さめの蒲焼が10個入っていた。 添付されていた紹介パンフレットを読んでみると興味深いことが書かれていた。 台湾うなぎの輸出先の9割が日本。 そして台湾うなぎも日本うなぎも同じ場所で生まれた同じ品種であるということだ。生育環境も台湾の国土は日本の約10分の1だが、うなぎ1匹に与えられる養殖池の面積は、逆に日本の10倍である。 台湾の温暖な気候と豊かな水源を活かしじっくり育てられるのが台湾うなぎであるとのことであった。

早速食べてみる。
パックごとをお湯で温め、炊き立てご飯にのせ鰻丼にする。 うなぎの身は、箸で簡単に切れるやわらかさである。 うなぎだけを口に入れる。 やわらかいだけではなく、身のほろっとした崩れ具合がいい。 うなぎとご飯を一緒に食べてみる。 身の柔らかさがしゃっきり儀身に炊いたご飯と会う。 タレの味付けもくどくなくいい感じである。 身に適度な厚さがあり、輸入うなぎによく見られる分厚い皮ではなく、皮の薄さが感じられる。 国産のうなぎとあまり変わらないのではないかという感じを受けた。 とても満足できた。Photo_8

先に述べた安全面も、24時間体制の専用検査センターや生産履歴追跡システムなどにより、厳しい品質検査に合格したうなぎだけが日本へ輸入されるという。 今後、台湾産うなぎを店頭で見かけることがあれば、また味わってみたいと思う。

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