ルルくん・イン・チューリッヒ その1
「スイス」 と聞いてイメージするものは、マッターホルン、氷河鉄道、永世中立国、精密機械工業、ミルク、チーズ、チョコレート、アルプスの少女ハイジ、チューリッヒ保険(?) 。。。
「未知の国」とは、大げさだが、自分にとって、一生、訪問するチャンスなんてない国だろうな、というイメージだった。 しかし、今回、仕事の関係で、このスイスへ行くことになった。
渡航が決まったのが、10日ほど前。 まだ、フライトの予約などには余裕があるかなと思っていた。 ところが、トラベルエージェントに航空券の予約をお願いしたが、もう、どの航空会社のフライトも満席。 成田からチューリッヒまでの直行便は、複数の航空会社から運行されているのだが、それはまったく無理である。 となると、どこか、欧州路線を経由して、チューリッヒ入りとなるわけだが、これも、空きがまったくない。 そして、多少不便な旅程ではあるが、アジア諸国を経由しての便まで、可能性を広げてみるが、これまた、まったく空席なし。 どうも、最大の理由は、この期間、スイスのバーゼルとジュネーブで、時計博覧会的なメガイベントが開催されるということで、チューリッヒのみならず、スイスそして欧州各都市への便が、非常に予約し辛くなっているとのことであった。
さらに、関空、名古屋からの出発便も含めて、可能性を探るが、これまたNG。 ここまで探してもらって無理なら、渡航はあきらめるしかないか、と思っていた矢先、ギリギリになって、名古屋中部国際空港を、前日に発ち、パリ経由チューリッヒの便に、偶然キャンセルがあり、そこにかろうじで滑り込むことができた。 こういう状況では、無理も言ってられない、というか、これしか選択肢はないのである。 当然、名古屋までは新幹線での移動となるわけだが、でかいスーツケースを持って新幹線に乗り込んでも、置く場所もないし、どうすればいいのかと散々悩んだあげく、前日に宅配便で、名古屋のホテルに直送することにした。
土曜日は、新幹線、近鉄特急を乗り継いで、夜10時頃にホテルにチェックインする。 泊まったホテルは、セントレア空港から徒歩でいける距離にある、東横イン中部国際空港本館オレンジサイド。 この時間なので、もう空港のレストラン街も店じまいしていたので、仕方なく、ホテルの1Fにあるコンビニで、ビールとお弁当を買い、ホテルの部屋で寂しく食べ、すぐに寝た。
翌朝、同行者の Oさんと7:00AMにロビーで待ち合わせ、空港へ向かう。 目と鼻の先に空港があるので、10:30というフライト時間を考えれば、もっとのんびりできるのだが、チケットの確保はできたものの、座席は通路側が全て事前にふさがっていた。 自分も Oさんも、絶対的に、国際線では通路側でないと、我慢できない人間である。 しかし、昨年、ゴールデンウィークにオーランドへ行った時のこと(「ルルくん・イン・オーランド」参照) を思い出し、ダメもとの気持ちで、早めに空港へ行くことにした。
セントレア空港は、開港してまだ月日がたっていないので、やはり、どのエリア、施設も新しく、空港自体のデザインやインテリアも、先端を行っている印象を受ける。 まだ、朝が早いせいか、航空会社のカウンターに、チェックインで並んでいる人の数も少ない。 今回、我々が往路で利用するのは、エアフランスである。 自分にとっては、初めて利用するキャリヤである。 早速、我々もチェックインカウンターへ足を運んだ。
そして、可能性ゼロの気持ちで、一応、係りの人に、それぞれ通路側の席か、通路側から2列確保できるかどうか聞いてみた。
長い間、端末をいじくっていたが、「お取りしました」の天使の声! 思わず、心の中でガッツポーズが出る。 やはり、不可能と思われることでも、トライしてみるべきだと大いに感じた。 "Never Give-Up"(!?)
通路側が取れれば、後は、怖いものなし!(?)
朝食をとり、適当に時間をつぶした後、機内に乗り込む。
「ルルくん・イン・チューリッヒ その2」 へ続く。
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