ルルくん・イン・シンガポール その12

ルルくん・イン・シンガポール その11」 より続く。

ホテルに隣接されているダイニング&ショッピングアーケードをぶらぶらする。 ここにはレストランやカフェなどとともに様々なショッピング専門店が軒を連ねている。 シンガポール・スリングを飲んだロングバーの系列だと思うが、ロングバー・ステーキハウス(Long Bar Staeakhouse)は極上の肉料理と最高級のシーフード料理で国内でも有名な店の一つである。

せっかくラッフルズへ来たのだから何かお土産を買っていこうということでギフトショップへ行く。 シンガポールは国自体、伝統工芸や産業があるというわけではないので、お土産に何がいいのかといつも悩む。 衣類や雑貨、食料品などがある。 シンガポールのシンボルであるマーライオンをかたどったミニチュア置物や文具。 国花の蘭をモチーフにしたポーチ、バッグやエプロンもある。 色合いがとても素晴らしい。 どれをお土産にしようかと他にも見て回る。 いろんな魅力的なものがあるが、やはりラッフルズ・ホテルに来たわけなのでホテルオリジナルグッズがいいかなと思う。

買ったのは、ラッフルズブランドの紅茶とシンガポール・スリングのミニチュアボトル4本セット。 このミニチュアボトルは、1本をグラスに空け、パインジュースを注げばロングバーのシンガポールスリングが出来上がる。 帰国前に1杯つくって飲んでみたが、これがおいしい。 ロングバーのシンガポール・スリングの味と雰囲気を十分に味わうことができた。Cimg1187

買い物を終え外に出ると辺りはもう暗い。 ディナーを食べに行こうとなる。 今晩はフリー行動のチャンスなのでみんな食べたいものを食べたいということもあってか意見が分かれる。 「日本食で寿司が食べたい」。 「フィッシュヘッドカレーをまだ食べてない」。 「やはりチキンライスでしょう」、などなどいろんな要望があったが、最終的に「チキンライス」 を食べに行くことにする。

日本では「チキンライス」と言うと、鶏肉が入ったケチャップ炒めご飯を想像すると思うが、シンガポールのチキンライスはまったく別物である。 鶏ガラスープで炊いたご飯に、鶏ムネ肉のスライス、スープが別々で供される料理である。 このチキンライスは店によって味やスタイルが大きく異なる。 やはりまずは庶民的な味を楽しみたいということもあって、ラッフルズ・ホテルから数分歩いたところにあるラッフルズ・シティ・ショッピングセンター内にあるフードコートで食べることにする。Chickenrice

まずスープを一口飲む。 鶏の出汁のうまさと塩加減が絶妙である。 炊きあげたチキンライスを食べる。 口に入れた時のチキンの香りがいい。 そしてご飯一粒一粒にしっかりと味がついている。 鶏肉を食べる。 胸肉だがとても柔らかく香草の香りがマッチしておいしい。 付け合せの青菜もアクセントとなっている。 また、チリソース、ショウガの下ろしたもの、テンメンジャンなどを自由に追加できるようになっている。 シンプルな料理だと思うがなかなかこういう味を出すのは難しいかなと思う。

チキンライスを食べ終えホテルへ向かう。 まだ時間は少し早いが、みんな疲れがたまっているようだ。 自分もそのままこの夜はホテルで過ごした。

「ルルくん・イン・シンガポール その13」 へ続く。

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ルルくん・イン・シンガポール その11

ルルくん・イン・シンガポール その10」 より続く。

みんなノドが乾いていることもあり、オーダーしたシンガポール・スリングを心待ちにしている。 テーブルの上には殻つきの落花生を盛ったバスケットが置いてある。 これは「お通し」的なものらしく自由に食べてもいいようだ。 殻と皮をむき食べる。 日本で食べる落花生と味に違いはない。 お腹も減ってきていることもあってか、みんなたくさん手にとって食べる。 テーブルがあまり広くないので、むき終った後の殻が山積みになってきた。

最初、店内に入りテーブルへ向かう途中、やけに床がきたなく、なにかたくさんゴミのようなものがたくさん落ちているのを目にしていた。 その時は、「こんな有名なバーでも掃除が行き届いてないのかな」と思ったのだがそれは大きな間違いだった。 実は、食べ終わった後の落花生の殻は床に捨てることになっていると言うより、床に捨ててもかまわないらしい。 それを知って遠慮なく殻を床に捨てる。 やってみるとなんだかこれが面白い。 ストレス発散まではいかないがなかなか楽しい。 Peanuts

いよいよシンガポール・スリングがテーブルに運ばれてくる。 Sporeslingshotグラスビールよりちょっと大きめのグラスに注がれているそのカクテルは色がとてもきれいだ。 濃いピンク色をし、カクテルの上にはビールのような白い泡がある。 また、皮付きパイナップルのスライスとチェリーがトッピングされている。 全体像を見ると、その優雅かつ気品ある存在感を感じる。 ストローで一口飲んでみる。 うーん、素直においしい。 シンガポール・スリングを飲んだことはこれまでにも何回もあるが、ちょっと違う味かなと思う。 それはいい意味で違うのである。 シンガポール・スリングはジンベースにホワイトキュラソー、グレナデンシロップ、チェリーブランディー、パインジュースなどをシェイクして作るカクテルである。 これまでに飲んだことのあるシンガポール・スリングは、ジンベースとは言え、甘さを抑えた大人の感じがするカクテルとの印象だった。 だが、このロングバーのシンガポール・スリングは甘さを押し出したトロピカルドリンク的な味である。 これが本当においしい。 本来、甘めのカクテルは苦手な自分であるが、この絶妙な甘さ加減と奥深い味わいが素晴らしい。 仲間も同様に満足して飲んでいる。 これがあのロングバーのシンガポール・スリングであると感激した。

このロングバーでのシンガポール・スリング。 はっきり覚えてないが一杯25シンガポール・ドル(約1500円)くらいだった。Lbglass また、このバーのオリジナルグラス付きメニューでその倍くらいの値段だった。 確かに高いが、こういう経験もいいだろうと思う。 みんなもこのオリジナルのシンガポール・スリングの味を満喫しバーを出る。

ルルくん・イン・シンガポール その12」 へ続く。

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ルルくん・イン・シンガポール その10

ルルくん・イン・シンガポール その9」より続く。

マーライオン公園の後、どこへ行こうかという話になる。
今朝の新聞で、「ラッフルズ・ホテル売却」 のニュースが報道されたことを思い出し、「ラッフルズ・ホテルでシンガポール・スリングを飲もう」と提案するとみんなも乗ってきた。

地図で今いるマーライオン公園からの距離を確認したが徒歩で行けない距離ではない。 夕暮れかけたシンガポールの街を歩くことにする。 相変わらず少し歩くだけでジトーッと汗が出てくる。 Jog 歩道をジョギングしている人たちがたくさんいる。 みんなTシャツにランパン姿で走っている。 走るペースは本当にスローだが、この暑さと高温の中でよく走れるものだなと思う。 海からの風が多少心地よいのかもしれない。 サンセット間近のシンガポールの街も昼間のそれとは違ってまた美しい。 最高裁判所、シティホール、セント・アンドリュース教会を通り過ぎ、ラッフルズ・ホテルへ到着する。 Cimg1165_2

ホテルの前には写真を撮っている人たちがいる。 エントランスには白い制服を着たドアマンとベルボーイがいる。 一つ一つの動作に気品が感じられる。 中へ入ると王宮のような趣があり、その優雅さに驚かされる。 シンガポールだけではない世界でトップクラスに位置付けられる最高級ホテルなんだという雰囲気を足を踏み入れただけで感じてしまう。 今朝のニュースによると、買収額は6億5千万シンガポール・ドル(約500億円)と言っていた。

改めて周りを見るとすぐ横にバーがある。 Michelle が 「さあ、シンガポール・スリングを飲みましょう!」 と言う。 他の仲間もその店に入りかけたが、ちょっと待て。 店の名前が違う。 「ここじゃない」 と言い、フロントマンに店の場所を聞く。 すると、案内してくれると言う。 いったんホテルの外へ出て、ホテルのアーケードを歩く。 アジア諸国を旅行していつも思うのだが、欧米と比べてフレンドリーな人が多い。 こういう時に大いに助かる。

案内された先に目指す店はあった。 「Long Bar」 だ。Cimg1173

Longbar

この「Long Barでシンガポール・スリングを飲もう」と言ったのには理由がある。

実は、この Long Bar があの「シンガポール・スリング」カクテル発祥の地なのである。
予約なしだったので待たされるかと思ったがすんなり入れた。 コロニアル風景の店内は、1920年代のマレー半島のプランテーションをイメージしたものである。 客の服装は別として、その雰囲気が大いに感じられる。 テーブルにつきメニューを待たずに、みんな早速そのシンガポール・スリングを注文する。

ルルくん・イン・シンガポール その11」 へ続く。

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ルルくん・イン・シンガポール その9

ルルくん・イン・シンガポール その8」より続く。

昼食後オフィスへ戻る。 相変わらずエアコンが効きすぎている。 外の熱気がうそのようだ。 しかし、眠気を抑えるためにはいい。

今日の日程を終える。 今夜は会社でアレンジされたディナーもなく自由行動である。 仲間とどこへ行こうかと話す。 ほとんどがシンガポールは初めてということもあり、じゃぁやっぱり「マーライオン」を見に行こうということになる。

ホテルに近いタンジョン・パガー駅から地下鉄で行けないこともないのだが、タクシーを使う。 チャンギ空港からホテルへの道を逆に行く感じなので車窓からの風景はまだ記憶にある。 遠くにマーライオン像が見えてくる。 意外と小さいのかなという感じだ。

マーライオン公園へ到着する。 たくさんの観光客がいる。 このマーライオンとはシンガポールのシンボルで、上半身がライオン、下半身が魚の像である。 以前は別の場所に置かれていたが、2002年から今あるシンガポール河口付近にある海沿いの公園に置かれている。Cimg1155

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早速、近づいてみる。 マーライオンの口からは勢いよく水が吹き出されている 。 こっちへも水しぶきが飛んでくる。 像の前で記念写真を撮りたいが、すでに何組かの「予約」があるみたいだ。 待つ間、辺りを見渡す。 やはり、水がある風景は心を落ち着かせてくれるものがある。

ルルくん・イン・シンガポール その10」 へ続く。

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佐々木 なでしこジャパン監督の話から得たもの

先日、佐々木則夫氏の講演を傍聴させていただく機会があった。

佐々木氏は、日本代表女子サッカーチーム、「なでしこジャパン」の監督として、北京オリンピックで日本サッカーを40年ぶりにベスト4という快挙へ導いた指導者である。 こんな輝かしい実績を誇る佐々木氏であるが、過去には志望校に入学できなかったとか、勤務先でサッカー部が廃部になるなど順風満帆では決してなかった人生であったらしい。

そんな佐々木氏の講演でいくつかヒントになることがあった。

1つめは、自分の人生についての設計というか計画をしっかり立てているということであった。 人生の各ポイントで、自分はこうなっている、こうしている、そしてこうチームや社会に貢献している。 これらの具体的なビジョンをしっかりと思い描くことが重要とのことであった。

2つめは、結果を恐れず挑戦する気持が大事だということであった。 このことは、北京五輪だったかその予選だったか忘れてしまったが、格下のニュージーランドチームに前半を終わって2-0で負けていた。 ハーフタイムのミーティングで佐々木氏の指示は、「ミスを恐れずに攻めるサッカーをしろ」 であった。 そして後半、選手達は本来の攻撃のリズムが戻り、2-2でゲームを終えた。

3つめは、自らが指導するチームにおいて、そのチームの目標と本来あるべき姿とを融合させ、さらにそれを実行していく努力を行っていることであった。 単に、競技面だけではなく、普段の練習や生活においても、「なでしこジャパン」 らしさを常に意識して実践していくことであった。 ちなみに 「なでしこ」 らしさとは、次の4つであった。

1.ひたむきさ  2.芯が強い  3.明るい  4.礼儀正しい

Cimg2573 最後に、佐々木氏のこの言葉にも教えられた。
コーチが自ら学ぶことをしなければコーチの資格はない、とおっしゃっていたことだ。 選手が血のにじむような努力をし、絶えず自らのパフォーマンスを向上させるために頑張っている。 こういった選手をさらにサポートしていくために、そしてより効率的・効果的な指導が行えるよう指導者自ら日々の研鑽が必要であるということであった。 選手は監督やコーチの言動に非常に敏感である。 マンネリ化やブレがないような指導を、これまでにも増して心がけなければいけないと感じた佐々木氏の講演であった。

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痛みの原因はフォームにあり

相変わらず膝の痛みに悩まされている。 1、2日休養すれば痛みはおさまるが長い距離を走るとやはり同じ痛みが出る。 痛みが出たときには練習をやめ、普段の練習後のケアも十分にしているし、膝周囲を鍛えるための筋トレも行っている。 なのにこの痛みの繰り返し。 一体どうすればいいのか? と誰にでもなく問いかけたくなる心境であった。

そんな中、今日クラブの練習会で大先輩のSさんに貴重なアドバイスをもらった。 Sさんも自分と同じく腸脛靭帯の痛みに悩まされていることのことであった。 そのアドバイスとは、自分のランニングフォームが膝に負担をかけているのではないかという事であった。 その自分のフォームの問題点とは、上体が前かがみ気味で、肩から上が前方に突き出している。 また、腕がほとんど振れてないと同時に、左右に流れている。 そして、腰が落ちている。

腕の振りに関しては、自分でも上手くできてないとの認識があったが、上体のポジションと腰高のフォームがとれていないということは全く気がつかなかった。 Sさんによると、そのような乱れたフォームは体軸のバランスが崩れることで膝に負担をかけることになるとのことであった。 自分の走りは、典型的なアンダー・プロネーションである。 この着地だと、指摘された3つのポイントを矯正することなく走り続けることで膝へのダメージが増してしまうことは明らかである。 過去、それを修正するためにピッチ走法に変えようとしたり、シューズやシューズサポートを厳選したりしていたが、結局アンダー・プロネーションの着地はなおらなかった。 それほど、ランニングフォームに対しての意識はなかったということでもある。

今日の20キロ走では、Sさんのアドバイスをもとに自分のフォームに意識を集中させて走った。 ポイントは3つ。 まず、上体が前かがみにならないように両肩をしっかり前に出すような走りをする。 2つめは、腕を前ではなく後ろに振ることを心がける。 そして最後は、腰が落ちたフォームにならないように骨盤の向きと丹田を意識した走りである。

実際の今日の走りであったが、普段は早ければ、10キロで痛みが出ることもある。 だが今日は18キロを過ぎてスタミナがなくなってフォームが乱れてきたこともあり、痛みが出てきたが何となくSさんのいうポイントがつかめてきたかのような気がしたる。 これからの練習でも、今回教わったランニングフォームを意識した走りをしていこうと思う。

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橋下知事の教育観を支持する

橋下大阪府知事が、府内の市町議員との教育懇談会で、教員免許更新制度について 「座学だけの現行の制度は意味がない」 と見直しに言及した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000001-san-l27

教員免許制度の更新については、橋下知事の言うような、「座学」だけではないのだが、その視点には評価できる。

また、先般実施された全国学力テスト。 橋下知事は、「教育非常事態宣言」 を発し、前回の大阪府の結果を受け、各方面へ学力向上の施策を求めるよう指示・実行していた。 結果、今年の大阪府のスコアは橋下知事が納得できるレベルではなかったようだが上昇していた。

そして、教師の服装についてもコメントがあった。
ラフな服装で通勤している教員に対し、府教委が規範意識を高める対策をとるようにとの議員からの要望について、「公務員である以上は服装のルールは必要である」 と答えた。 実は、これを聞いて自分は反省するところがあった。

この夏休み期間中に学校へ行くのは、部活指導があるときがほとんどであった。 自分の出退勤の姿はいつもジャージであった。 授業をするわけでもなく、生徒と部活で汗を流すためだけに来ているのでジャージ姿で、何が悪いと思っていた。

だが、生徒の目、保護者の目、近隣地域の目、そして社会一般の目、というふうに突き詰めて考えてみれば、ジャージ姿での出退勤はやはり不適切かなと考え直しててしまった。 モンスター・ペアレントという存在もあるし、それ以外でも、ほんと些細なことで学校に意見・文句を言うクレーマーも多数いる。 また、ここのところ、教師の不祥事が後を絶たないという事実もある。

橋下知事は、学力向上だけではなく、教育それ自体を変えようという信念をもっていると感じる。 また、その変革を実行に移せる強力なリーダーシップを持った人だと思う。 今後の橋下知事の教育施策に期待するとともに、各首長も 「教育」 の意味合いと、学力向上のプランをいま一度考えなおして欲しい。

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ルルくん・イン・みなかみ

群馬県みなかみ町へ行ってきた。

11月に、いわゆる臨海学校があるため、生徒たちをこの町の施設に引率するための下見であった。 車2台に分乗し、みなかみ町を目指す。 今日は、夏の最後の暑さかというくらい日差しが強い。

二時間くらいのドライブで、宿泊施設に到着する。 市が運営する施設としては、かなり立派なところである。 館内を回った後、施設の担当者の方に訊く。 すると、この周囲では、クマが頻繁に出没するらしい。 麓の民家のとうもろこし畑などを荒らしていくそうだ。 おまけに、スズメバチも出現することもある。 ということで、当初予定していた、ここでのウォークラリーは中止せざるを得なくなった。

宿泊施設を後にし、生徒たちが徒歩でまわるポイントをチェックする。
湯桧曽駅でトイレ場所や個数の確認をし、土合駅へ来た。 山小屋風のユニークな駅舎である。 この駅は、「日本一長いモグラの駅」 として有名である。 と言うのは、地上にある上り線のプラットフォームから、下り線のあるホームへは、延々と階段を下りていかなければいけないのである。 その階段数、462段。 高低差、約70メートル。 都会の地下鉄でも、乗り換え時に、けっこうな距離を上ったり下ったりするが、それでも30メートルくらいである。 この土合駅のプラットフォームを上るにしても、下るにしても10分くらいかかるそうだ。 下りの階段を上から眺めるが圧巻である。 なんだか吸い込まれそうになる。

次に、谷川岳一の倉沢までのコースを行く。 道路の片側は崖で、反対側も落石に注意する必要がある。 また、道幅が急に狭くなったり、対向車もあったりするのでけっこう危ない。 生徒たちへは、十二分な指示を与える必要がある。

到着した一の倉沢は、実に気持のいい場所であった。 清流が流れる岩場があり、その背後には、雄大な谷川岳がそびえる。 自分の足で登ってきた登山客にとっては、最高の景色であると思う。Ichinokura

昼食は、水上駅近くの 亜詩麻で食べた。 この店は、「焼きカレー」が有名なので、みんなそれをたのむ。 自分も、焼きカレーと聞いて、どんなメニューなんだろうかと思って、ワクワクしていたが、メニューの写真を見てみると、カレーの上にはチーズがかかっていた。 残念であったが、他にも普通のカレーがあったので、ビーフカレーを注文する。 焼きカレーは、この店の人気メニューで、オーブンであつあつに焼き上げる。 みんな、舌をやけどしそうに食べている。 野菜が入ったものや、シーフード、ソーセージなどのバリエーションもあり楽しめる。 自分のビーフカレーは、カレーの上にかかっていた生クリームが、ちょっと余計だったが、適度な辛さと、スパイスが、ビーフカレーらしく、さほど突出しない、なかなかおいしい味だった。

昼食後は、TEPCO電源PR館と水紀行館を訪れる。
TEPCO電源PR館は、いろんな工夫を凝らした紹介があり、単なる資料館ではなく、体験型の学習が楽しめる場所である。 奥利根の雄大な自然とともに、発電のふしぎがよくわかる。 水紀行館は、水産学習の場として、「水」とともに、魚たちの生息環境や生態系が学習できる。 両施設ともに、まさに、これから我々が意識・推進していかないといけない 「エコ」 を再認識させてくれる。

次の場所は、トリックアート美術館である。
視覚で楽しむ美術館である。 壁に描かれた、世界の名画をモチーフにした絵画や彫刻が、まるで目の前に浮き出してきているかのように、立体的に見えるのである。 立体的だけではなく、見方によっては、まったく違ったイメージの絵になったりと、本当に、不思議な感覚だ。 トリックと言うかマジックと言うか、その意外性に驚く。 その後もいろんな作品を見ていくが、それらのトリックも陰影を利用したものがほとんどであったため、見慣れてくるとやや飽きてきた。 だが、生徒たちはけっこうワイワイ楽しむだろうなと思う。

さらに、チェックポイントを巡り、再び、水紀行館に寄り、みんなでソフトクリームを食べ、お土産を買い、岐路に着いた。 自分は、自宅に近いこともあり、高坂サービスエリアで下ろしてもらい、そこから走って帰った。 ジョグでわずか30分ほどなので、自分にとっては何と言うこともない距離だが、他の人にとっては、多少、奇異に写ったかもしれない。

初めて行ったみなかみであったが、とにかく、仕事とはいえ、本当に楽しかった。 同行させていただいた同僚の先生方には感謝したい。

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教科書の内容への理解度に関して

小学校の教員の61%が、児童は教科書の内容を8割以上理解していると思っているのに、実際には8割理解している子は20%にも達していない。 教科書の理解度を巡る教師と児童・生徒の意識ギャップを示すこんなデータが、民間の教育研究機関「中央教育研究所」(東京都北区)の調査で明らかになった。

こうしたギャップは中学・高校でもみられ、中学で「7~6割程度」とする教師が64.8%なのに対し、生徒は34.5%どまり。 逆に「5~4割程度」とする教師は16.1%に過ぎないのに、生徒では36.5%にのぼった。
 教科書 教師が思うほど児童分からず…理解度にギャップ(毎日新聞)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090817-00000006-maip-soci

英語を例に取ると、英語という教科は非常に好き嫌いが分かれる教科である。 語学は、言語以外の事を生徒たちに、どれだけ興味深くかつ効果的に教授できるかがポイントであり、単に、英語そのもの、すなわち言語という観点からのみの指導では少し無理があるかもしれない。 言語とは、単に書き言葉、話し言葉ではなく、その言語を中心とした歴史や文化にも大きく影響される。 そのあたりを体系的に網羅させ指導に展開できれば、確実、また格段に生徒の理解度を向上させることが可能であると考える。

ちなみに、自分の頃中学校で習った時の教科書は、いきなり、"This is a pen." とか "I'm Miss Green." などと言った、英語で必要なロジカルな展開や英米文化の背景をまったく考慮していないナンセンスな教科書であったように記憶している。 しかし、今の教科書は、そういった過去のウイークポイントを解消し、格段に進化していると思う。

このニュースでの結末は、「今後、子供たちに分かりやすいという、子供の視点に立った教科書作りが求められている」 として、教科書の内容改善を指摘している。 果たして、本当にそうだろうか。 確かに、分かりやすい教科書への改善は当然のことではあるが、その教科書を手に授業を行う教師の側にも何か改善が必要なのではないか。 教師が思う理解度と、児童・生徒達が感じる理解度にここまで差が生じているのは何故なのかをもっと真剣に考えてみる必要があると考える。

だが残念ながら、一つ言える事は、教師がいくら改善しようと思っても、教師側に、教材理解や指導方法構築といった時間の確保が十分にできないのが現状である。 なぜなら、今の教師は多忙過ぎるからである。 教科だけではなく、校務分掌業務や生活・生徒、進路、部活指導など多岐にわたる仕事を教師はこなしている。 1日の授業がほとんど時限の空きがなくスケジュール化され、その後は部活指導。 その他の業務は生徒が帰った後に夜遅くまで行われている。

いくら完璧な教科書を作ったとしても、それを活用する側の教師に、たとえ意欲や能力が十分にあっても、今の教師の多忙な勤務状況からすると、その教科書を最大限に実践・運用する準備ができないのである。 この現実をもっと直視して欲しい。

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ルルくん・イン・シンガポール その8

ルルくん・イン・シンガポール その7」 より続く。

午前中のミーティングを終える。 スケジュールが目白押しなので、今日もランチボックスかと思ったが、外へ出かけるらしい。 オフィス内のエアコンが効きすぎているため、屋外に出るとその温度差にびっくりする。 皆とストリートをぶらぶら歩く。 昼間のチャイナタウンは落ち着いている。 フルーツ店の軒先にはたくさんの果物がぶら下がっている。 日本ではあまり見かけないものがたくさんある。 タイに行ったときに味を覚えた、マンゴスチンやランブータンもある。 冷やして食べればおいしいだろうなと思う。Chinatown

Fruitshop タンジョン・パガー(Tanjong Pagar)駅を過ぎて少しのところに目指す店があった。 今日はここでランチを食べる。 ブルー・ジンジャー(The Blue Ginger Restaurant) という名のレストランだ。 シンガポールには先に述べたように、様々な種類の料理がある。 このレストランは、そのシンガポール料理の中でも代表的な、プラナカン(Peranakan)料理で有名な店である。 プラナカンとは、マレー系の先住民と中国人やインド人などの移民との結婚によって産まれた子孫のことを指し、プラナカンの女性をニョニャ(Nyonya)と呼ぶ。 そのため、プラナカン料理はニョニャ料理とも呼ばれる。 マレー料理と中国料理の影響が強く残る料理で、それらの共通項であるスパイスをうまく取り入れた料理である。

店の外観は、黄色と赤で彩りされているが目立つというよりは、これがなかないいセンスの配色である。 店の中は、二階に案内される。 木製の円形のテーブルに座りメニューを渡される。 英語で書いているが、ここは Sherina に注文を任せる。 周りを見渡すと、民芸品だかなんだかわからないが、色んなものが飾られている。 しかし、押し付けがましい感じではなく、質素に飾られているのがいい。Blueginger

注文した料理が次々と出てくる。
まず前菜だ。 ンゴー・ヒャン(Ngoh Hiang)と呼ばれる料理だ。 豚やエビをミンチ状にして、生春巻きの皮かゆばで巻き上げ揚げた料理だ。 ミンチ肉にしっかりとスパイスで味付けがされている。 次にスープが出てきた。 バクワン・ケペティン(Bakwan Kepeting)というプラナカン料理の代表的なスープである。 ポークのミンチとカニ肉のミートボールが入り、たけのこも加わったかすかにガーリック風味がただようスープだ。 あっさりしているがとてもおいしい。 そして、メインディシュとして、アヤム・ブアクルア(Ayam Buah Keluak)が出て来る。 ブアクルアというインドネシアのブラックナッツとともに、チキンとエビをカレー風味で煮込んだプラナカン料理の傑作と言われる料理である。 カレー味の中にレモングラスの風味が効いているのがよく分かる。 本当においしい。

その他、いくつかの料理が出てきた。 料理名は分からなかったが、どれも素材を上手く活かしながら、スパイスのパンチが効いた、しっかりとした味付けがなされた極上の料理だった。

そして、デザートは名物でもある、ドリアン・チェンドル(Durian Chendol)。 チェンドルとは、チェンドルというゼリーが入った日本で言うカキ氷である。 このチェンドルにブラウンシュガーとココナッツミルクで味付けをしている。 そして、「具」として、あのドリアンを小さくカットしたものを入れている。 このドリアン、ご存知の方が多いとは思うが、「果物の王様」と呼ばれるほどの甘くフルーティな果実であるが、強烈な臭いを発するため、好き嫌いが分かれる。

早速、周りの皆が口にするが、どうも "NG" という人が多い。 ドリアンを食するのは初めてだが、自分も食べてみる。 まず、このシロップがおいしい。 ココナッツミルクがくどくなく、チェンドルゼリーの舌触りとアイスのフレークのシャリシャリ感が融合している。 そしてドリアン。 食べてみるが、カキ氷の中にあるせいかそれほど臭いは感じない。 果肉の柔らかさと甘さを十分に味わうことができる。 気がついたが、ドリアンとともに、小豆の甘煮も入っていてこれが上手くマッチしている。 このチェンドルは、あちこちの路上でも売られていて、色んな味が楽しめる。

ルルくん・イン・シンガポール その9」 へ続く。

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